NSXグッズコレクション Vol.11

2024/1/14更新(現在19点)

 その他のミニチュアカー(OTHERS MINIATURE CAR)

 delprado(デルプラド・扶桑社)/RAI'S(レイズ・ヒコセブン)/IXO(イクソ・PCT)
  ※RAI'S(ヒコセブン)の一部とカーネル(ヒコセブン)の製品は製造が京商のため京商コーナーに掲載

 2000年12月12日より広島の書店限定で販売が開始された 週刊デルプラドカーコレクションの第5号がNSX(2001年1月9日発売・画像左)。1/43ミニチュアとホンダの歴史を紹介したマガジン、スペックカード、バインダーがセットに。第1号のジャガーEタイプのみ780円、第2号以降は1380円に。2001年4月17日より全国発売されたもの(NSXは5月15日発売・画像中央)はパッケージが赤のチェッカーフラッグ柄となり、その他、帯やバインダーの留め具など多くの部分が変更されています。2003年1月23日には再び全国版が販売されるも、単に前回のパッケージ違い。その第4号として2月13日に発売されたNSX(画像右)も、ミニカー自体は前回と全く同じものです。価格が1,600円に上がったにもかかわらずバインダーはなし(第3号と第5号に付属)。
 ちなみにデルプラドの日本の代理店・デルプラドジャパンは2004年11月頃に倒産したらしくHPも閉鎖されてしまいました。
 「RAI'S」は、ミニカー専門店「モデルギャラリーHIKO7」を運営する株式会社ヒコセブンのオリジナルブランドで、1/43ではデルプラドのモデルを、1/64では京商のモデルをベースにしたNSXパトカーを発売しています(1/64は京商のコーナーで紹介)。
 自動車雑誌『ベストカー』の2020年4月10日号(3月10日発売)の175〜177ページで「白黒パトカーミニカー図鑑」という記事が掲載されたのですが、そこで掲載された22台のミニカーはすべてヒコセブン製でした。
 ミニカー販売をしている中で、オリジナル商品を持ちたいと始めたのがRAI'Sというブランドだそうです。当初から実在する市販車やレーシングカーに加え警察車両もありましたが、警察車両については架空のものがほとんどで、途中から「実在する車両で、いろいろな仕様の警察車両」というこだわりを持つことに方向転換したとのことです。
 現在は、警察車両の専門ブランドになっており、実在する(過去に実在した)車両のみをモデル化し、すべて一度限りの限定生産モデルになっています。同じ車両でも配備される都道府県や配備先の部署によって文字の書体や装備が異なるのですが、それらも再現しています。これまでに白黒パトカーは約150種、そのほかの覆面パトなどの警察車両は約100種、製造販売しているとのことです。(2020年3月現在)

※2015年10月29日に発売されたRAI'S1/64「H7640012ホンダNSX栃木県警察高速隊車両NA2」については、製造が京商のため、京商のコーナーに掲載しています。
※HIKO7がRAI'Sのほかに手がけているもう1つのブランドがカーネル(CAR-NEL)。RAI'Sは、特に警察車両にこだわった特注モデルシリーズですが、カーネルも「オモシロイ、珍しい、カッコイイ、こだわりのミニチュアカー」をコンセプトに、これまでにモデル化されていない車を中心に完全限定生産モデルを発売しています。
そのカーネル初のNSXミニカーとして2019年12月6日に受注を開始し、2020年の1月28日に発売されたのが、1/64NSX(NC1)のサーマルオレンジパールと130Rホワイトの2種ですが、これらも製造が京商のため、京商コーナーに掲載しています。宮沢模型特注モデルとして
2020年2月29日に発売されたブラックモデルとレッドモデルも同様です。

 2019年9月に同型の「Editions Atlas」ブランドのミニカーをヤフオクに出品された方が、このミニカーをIXO(イクソ)製であると記載。色々調べてみるとその通りで、当ページのすべてのモデルはIXO製とみて間違いなさそうです(詳細は、このページ下部の「Editions Atlas」のパトカーモデルの欄を参照のこと)。
 そういえば2015年にできた「FIRST43」ブランドも、IXOの親会社のPCT社が立ち上げたもので、その「FIRST43」ブランドのNSXミニカーもデルプラド系の形状でした。
週刊デルプラドカーコレクション(広島限定版)/\1,380
ヤフオクにて購入。広島限定で2000年末に書店でテスト販売されたもの。NSXはシリーズ第5弾で、ミニカーは1/43スケール。スペイン製?パッケージはグリーン。
週刊デルプラドカーコレクション(全国版)/\1,380
シリーズ自体は2001年4月17日より販売開始。第5弾のNSXは5月15日発売。1/43ミニカー自体は先行発売した広島限定版と全く同じで、パッケージのみの変更。
週刊デルプラドカーコレクション(全国版・再販)/\1,600
シリーズ自体は2003年1月23日販売開始。NSXは2月13日発売。2001年に発売されたものとミニカーは同じでパッケージのみの変更。バインダーがカットされたのに価格はアップ。
AUTOSTRADA(白・赤)/\?
2002年11月30日発売。トイザ価格999円。デルプラド1/43とまったく同型でボディーカラーのみ変更したもの。扶桑社ではなく、TONTONというメーカーから発売されたもの。
週刊デルプラド世界のレーシングカー第12号Mobil1 NSX/\1,490
2004年7月15日発売。エブロに負けない精巧な作り。Mobil1の98モデルを再現しているが、付属のマガジンには96モデルから最新の04モデルまでを網羅している。
LEGENDシリーズ/
2005年12月ヤフオクにて入手。デルプラド1/43とまったく同型でボディーカラーも同じ。香港のユニバーサルホビーズというメーカーがフランス経由で輸入して販売したもの。
1/43Honda NSX NA1 PATROL CAR 1992 栃木県警察警ら車両/\3,990
神奈川のミニカーショップ「HIKO7」が展開するブランド「RAI'S」の1台。実在したパトカーを再現。ベースはデルプラドと同型。2006年6月発売を予定していたが8月31日に遂に発売。1,200台限定。品番H7439201。
1/43Honda NSX 3.2 PATROL CAR 1997 栃木県警察警ら車両/\3,990
神奈川のミニカーショップ「HIKO7」が展開するブランド「RAI'S」の1台。実在したパトカーを再現。ベースはデルプラドと同型。2006年6月発売を予定していたが8月31日に遂に発売。1200台限定。品番H7439701。
M-SmartシリーズMobil1/\1,000
2006年11月ヤフオクにて入手。世界のレーシングカーシリーズのモービル1シリーズと台座まで同じ。出品者は最近購入したとのことだが、購入先は不明。箱の裏には多数の言語で説明書きがあるので 世界各国で販売されているのか。
M-Smartシリーズ黄/\1,000
2006年12月オークションにて入手。モービル1と同様にデルプラドと台座まで同じ。出品者は2006年夏の横浜ホビーランドで1,000円で購入したとのこと。パッケージはモービル1と全く同じ。
サークルKサンクス世界のレーシングカーコレクションMobil1 NSX/\525
2007年1月16日発売。全20種+シークレット4種。箱の中はデルプラドの同シリーズのブリスターパックのままだがマガジン等は付属しない。箱買いしてもコンプリートできないためダブリがオークションにあふれた。
1/43Honda NSX NA1カイザーシルバー1992/\3,570
2007年5月25日発売。サイドリバーとミニカーファン誌の共同企画により製作されたサイドリバー限定モデルで現定960台。ケース内にシリアルナンバー入り。基本的に一連のシリーズの色換えだが、こだわりをアピールしているだけありシルバーの発色は良い。
1/43Honda NSX NA1インディゴイエロー1997/\3,570
2007年6月15日発売。サイドリバーとミニカーファン誌の共同企画により製作されたサイドリバー限定モデルで現定960台。ケース内にシリアルナンバー入り。こだわりをアピールしている後期タイプのホイールも実は「RAI'S」の流用だが黄色は綺麗。
1/43Honda NSX NA1ホワイト1997/\3,570+送\500
ミニカーファンvol.17付属の応募ハガキでの申込者の中から抽選で960名に販売された。2007年8月14日に当選発表メールが当選者に送付され28日より商品発送開始。見事当選した我が家には30日に到着。ケース内にシリアルナンバー入り。
サークルKサンクス20世紀の名車コレクションNSX/\525
2007年8月21日発売。全18種+シークレット。箱の中はデルプラドの同シリーズのブリスターパックのままだがマガジン等は付属しない。
【参考画像(未入手品)】
2021年8月15日にヤフオクに出品された「サークルKサンクス20世紀の名車コレクション」のカスタム品。台座で判別可能。

1/43隔週刊国産名車コレクション全国版2011年6月29日号Vol.142/\1,790
2011年6月15日発売。発売元は、アシェット・コレクションズ・ジャパン。台座付きのクリアボックスにベルリナブラックのミニカーが収まる。名車解説マガジンが付属するが、コロナエクシヴやリベロ、キャラバンなど車種は微妙。
1/43H7431607 Honda NSX(NA2)PATROL CAR 2016栃木県警察高速道路交通警察隊車両/\6,480
神奈川のミニカーショップ「モデルギャラリーHIKO7」を運営する株式会社ヒコセブンが、オリジナルブランド「RAI'S」から「H7431608日産フェアレディZ Ver.NISMO (Z33) 2016 栃木県警察高速道路交通警察隊車両」と同時発売した商品。2018年2月6日から予約を開始し、3月23日に発売(NSXは800台、Zは700台の限定)。
価格は6,480円となり、2006年に、1992年仕様と1997年仕様を3,990円発売した時より大幅な値上げとなっている。
1997年仕様と同じ車両をモデル化したものであるが、今回は配備先が変わり、ナンバープレートが変更されて左右のドアに「POLICE」の文字が入った最新仕様を再現している。
「栃木県警察」の文字が太くなり、ブーメラン型パトライトの仕様が微妙に異なっているのは、実車の変化を忠実に再現したものなのか、あるいは実車は変化していないがミニカーの再現性が高まっただけなのかは不明。
※2015年10月29日に発売されたRAI'S1/64「H7640012ホンダNSX栃木県警察高速隊車両NA2」については、製造が京商のため、京商のコーナーに掲載している。
1/43 Editions Atlas(エディションズ・アトラス)Police Cars Collection(ポリスカーコレクション)/
「Editions Atlas」が、2015年9月4日に発表した「Police Cars Collection by Editions Atlas」。その中にラインナップされていたNSX栃木県警パトカーが、2019年6月30日にヤフオクに初出品され、ずっと様子見していたのだが、とうとう我慢できず9月4日に落札した。

2000年12月に販売が始まった「週刊デルプラドカーコレクション」で初登場して、その後様々なブランドで発売されたミニカーがベース。このミニカーをベースとしたパトカータイプが初登場したのは2006年8月31日。神奈川県のミニカーショップ「HIKO7」が展開するブランド「RAI'S」の1台として1,200台限定で発売された。
この商品は、その9年後の登場というわけだが、「HIKO7」がさばききれなかった分を「Editions Atlas」が買い取ったのか、再生産したのかは不明。しかし商品としてはまったく同じもの。
この「Police Cars Collection」では、1/43ダイキャストモデルとして古今東西の警察車両が再現され、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダ、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、スイスで販売された。
今回ヤフオクで入手したのは、神奈川の出品者の方がドイツで直接購入されたもので、パッケージはなくブリスターパックされたミニカーのみ。

2019年9月現在ヤフオクには「Editions Atlas」のロシア版というブリスターパックも出品されているのだが、今回入手したものにもロシア語をはじめ多数の言語が記載されており、ロシア版の画像を見ても明らかに同じなので、これらはまったく同じ商品と思われる。
このロシア版の出品者の方は、このミニカーをIXO(イクソ)製であると記載している。IXOは、マカオに本社を置くPCT社が手掛けるミニカーブランドであるが、過去に自社ブランドでNSXミニカーを発売したことはない。しかし、確かにブリスターパックの裏面にはPCT社の名前とマカオの住所がプリントされている。2001年という創立時期も「週刊デルプラドカーコレクション」の登場時とほぼ一致するので、どうやらこれは正しい情報のようだ。

ネット上には「デルプラドはフランスのノレブ製」という記載が結構あり混乱するのだが、NSXをラインナップしていた「カーコレクション」シリーズとは別のデルプラドのシリーズにノレブ製ミニカーがあったという認識でいいのだろうか。
デルプラドとよく比較されるアシェットの「国産名車シリーズ」も、1/43はノレブ製、1/24はIXO製という情報を発見。
しかし、アシェットの1/43はデルプラド、つまりIXOとまったく同型だったので、結論として「ノレブ製のNSXは存在しないがIXO製のNSXは1/43と1/24に存在する(ただし自社ブランドでの販売はなし)」ということで納得することに。
アシェットもデルプラドも、1/43は車種によってノレブ製ミニカーとIXO製ミニカーに分かれており、両方が混在しているのではないだろうか。

なお当サイトのポスターコーナーに「Editions Atlas」ロゴ入りのNSXのA4カードが2枚(市販車とルマンカー)掲載されているが、「Editions Atlas」からパトカー以外のNSXがリリースされたときの付属品ではないかと思われる。

「Editions Atlas」は日本でも分冊百科(パートワーク)でお馴染みの「De Agostini(デアゴスティーニ)」(ディアゴスティーニではない)のグループ会社だが、2019年9月現在、各国の「Editions Atlas」サイトにアクセスすると(すでに接続できない国もあり)、「活動終了のお知らせ」のページが表示され、「De Agostini」のWebサイトの1つであるModel Space Webサイト(www.model-space.com)へのアクセスを勧められる。
「De Agostini」は、元々1901年に地図研究所として設立されたイタリアの会社だが、日本法人の「デアゴスティーニ・ジャパン」では、イタリアのデアゴスティーニ社の意向に関係なく自由に商品の企画販売を行っている。


 

▲Editions Atlas公式サイトより


▲Editions Atlas公式サイトより

 

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