NSX Fiesta

2003/10/21更新

 年秋に開催されているホンダ主催のイベント「NSX fiesta」には、NSXを購入した1995年から、1998年を除いて毎年欠かさず参加させていただいています。ここでは1999年から2003年までの参加の様子をリポートさせていただきます。

−fiesta 1999 in Suzuka−

初の宿泊コース参加!

 回、サーキット走行を一番の楽しみにしているフィエスタですが、1998年は会場がなんと栃木県の「ツインリンクもてぎ」。仕事の休みは取れないし、日帰りするには遠すぎるということで断念。オーバルコースも走ってみたかったのですが…。で、1999年は会場が鈴鹿に戻って、しかも初めて連休に実施してくれることになり、今までやむを得ず日帰りコースでしか参加したことがなかった私は速攻で宿泊コースに申し込み。

 日の10月10日(日)は7時すぎに家を出発。ちょいと飛ばして2時間弱でサーキットの受付の駐車場に着くと既に多くのNSXが。最終的には全部で203台も集まったそうです。10時からの開会式には開発責任者の上原繁氏をはじめ、黒澤元治氏、高橋国光氏、清水和夫氏、中子修氏、飯田章氏などそうそうたるメンバーが出席。ウェルカムランチのあとは、東コースでジムカーナチャンプの山野氏のデモ走行があったのですが、人間パイロンをはじめとした過激な走行に拍手喝采。続く高橋氏のGTマシンのデモも、観客の目の前スレスレを爆走し、またまた喝采。次はその東コースで、参加者のNSXを連ねたオープニング走行。清水氏先導のBグループの先頭でちょっと緊張。次はプロドライバーがオーナーを助手席に乗せてマイカーをドライブしてくれるという同乗走行。前回は黒澤氏にドライブしてもらい大喜びだったのですが、今回は中子氏のドライブ。東コースを2周していただいたのですが、クールなドライブながら2コーナーの横Gは強烈。ストレートでは180キロのリミッターまであっという間。うちの奥さんも大満足だったようです。ありがとうございました。次の試乗会では、最新NSX、インテグラタイプR、S2000に自由に試乗。インテRは確かにシャープですが、S2000の方がより軽快で扱いやすいような気がしました。でも、狭い試乗コースには大きすぎて乗りにくかろうと思っていたNSXが実は一番良かったです。発表されたばかりの世界一の燃費を誇るインサイトもあったのですが、こちらは展示のみで残念。サーキットホテルにチェックインしたあと、GPホールでのディナーパーティーに参加。タイヤセットやブレーキパッドなど豪華賞品が当たる恒例のビンゴゲームは異様な盛り上がりでしたが今年もリーチどまりでダメでした。奥さんは美形ドライバーの飯田氏と写真を撮ってゴキゲンでしたが。その後ホテル横の温泉「クアガーデン」で汗を流してホテルで爆睡。

 11日は、ドライビングレッスンを一切申し込んでいなかったため(受講費が高くて…)、遅い朝食後、サーキット内外でショッピング。サーキット前のショップ「GPコレクション」で幻のロッソ製1/12プラモをゲット!しかし、定価の1.5倍というプレミア価格にビックリ。12時からサーキットのフルコースを使ったファイナルラン&記念撮影。いつも後日送られてくる写真には小さくしか写っていなくて探すのに苦労していたので、今回は思い切ってかなり前に行きました。フェアウェルランチ、閉会式後、帰途につき18時ごろ帰宅。今後も是非参加したいです!

−fiesta 2000 in Motegi−

ツインリンクもてぎ初体験!祝・NSX10周年!

 0年11月18〜19日に「NSX fiesta 2000〜NSX 10th Happy Birthday〜」に参加!fiestaは今回が5回目の参加。2年前は断念した「ツインリンクもてぎ」についに乗り込むことを決意。今回は、学生時代からの友人・玉井氏をパートナーに、17日夜20時半に自宅のあるF県を出発。なんとかなるだろうと、ろくに地図を確認もせずに高速を走り続けたら首都高で迷子に。なんとか脱出し無事に東北道に乗ったものの、9時間連続のドライブでさすがに疲れて佐野SAで朝の5時20分に玉井氏に交代。最後はアクセルが踏めなくて時速70qを出すのがやっとというぐらいに疲労困憊していました。

 インリンクもてぎの北ゲートに着いたのは朝の7時。高速を鹿沼ICで降りてからは助手席で爆睡していたのですが、到着後も受付が9時からということでさらに睡眠。9時に受付のためパドックへ移動すると、もう続々と日本全国からNSXが集結。10時からオープニングセレモニーが始まり、川本前ホンダ社長をはじめ、中島悟氏、熊倉氏、国光氏などGT選手権参加チーム監督や、他にも土屋氏、服部氏、飯田氏など有名人が勢揃い。挨拶の後は第1期、第2期のホンダF1のデモ走行。第1期のホンダF1の走行シーンなんて、そう見れるものではありません。デモ走行の後、川本前ホンダ社長と記念写真。カメラマンはなんとおそれ多くもNSX開発プロジェクトリーダーの上原繁氏。玉井氏に撮ってもらうつもりが、前社長が二人とも写真に入れるように、近くにいた上原氏を呼んで下さったのでした。ものすごく気さくでいい方でした。

 して次はオーバルコースを参加車両でパレードラン。NSXの輪が見事に完成したのですが、当然ドライバーには全景は見えず。しかし見える範囲だけでも十分に壮観でした。そしてランチタイム。場所はコースが一望できるグランドスタンドハウスのスィートルーム!午後はオーバルコース体験走行。パレードランとは異なり、かなりのスピードが出せる体験走行のドライビングの権利は玉井氏に譲り、自分は助手席へ。2人で強烈な横Gを楽しみました。次は鈴鹿から移転した豪華なコレクションホールと、ロボットや生産ラインの展示などがあるファンラボを見学。鈴鹿へ行くといつも乗っているカートにも乗りました。18時からはホテルツインリンクのロビーでGT選手権参加チーム監督対談を聞き、19時からホテル地下のホールでディナーパーティー。今年もビンゴゲームでは全然ダメでしたが、川本前ホンダ社長にサインをもらって大満足。パーティーは21時すぎに終わったのですが、宿泊先は30q以上離れた宇都宮市内のホテル。ホテルツインリンクに宿泊できるのは前泊の参加者優先ということなんですが、全員ここに泊まれるようにしてほしかったです。ホテルに着くと2人ともフラフラで、入浴後23時には爆睡。

▼ 玉井氏(左)川本前ホンダ社長(中央)私(右)  ▼ 元F1ドライバー・レガツォーニ氏と玉井氏

▲ チーム国光ドライバー飯田氏&服部氏と     ▲ NSXプロジェクトリーダー・上原繁氏と 

 19日は8時半すぎに起床。朝食後、またツインリンクに向かいます。この日最初のメニューは、体験走行と一緒に申し込んでおいた同乗走行。今年のマイカーのドライバーは、今年度のGT選手権でチャンピオンを決めたばかりの カストロール無限の道上龍選手!自分はプロドライバーによる同乗走行を何回か体験しているので、これも体験走行同様、玉井氏に体験してもらいました。ブレーキがフェードして煙が出るまで攻める走りに玉井氏も大満足!最後のイベントである第1パドックでのランチタイムに、例年のようにアンケートを書いて出したのですが、いつもはボールペンがもらえるくらいだったのに、今回は抽選で商品が当たるということで気合いを入れてのぞんだら、玉井氏と2人して「当たり」を引いて、ヨーロッパNSXクラブの写真パネルとアキュラNSXのデザイン画パネルをゲット!前者には、ゲストとして来ていた往年のF1ドライバー・レガツオーニ氏に、後者には上原繁氏にサインを頂きました。ツキはまだ続き、玉井氏がジャンケン大会に勝利!レガツオーニ氏のドライビングシーンをデザインした巨大なホンダポスターをゲットし、再びレガツオーニ氏にサインを頂き、スイスホンダ社長にも頂いてしまいました。これはお宝!15時にもてぎを出て、帰りは首都高もスムーズに抜けて、9時間後に自宅に無事到着。実に有意義な2日間でした。

▼2000/11 ツインリンクもてぎで入手したポスター、パネル、サインなど
サイン色紙は、左から中島悟監督、飯田選手、服部選手、川本前ホンダ社長、熊倉監督のもの

−fiesta 2001 in Suzuka−

ビッグマイナーチェンジNSX先行発表展示!

 回のfiestaは11月3日と4日。これが10回目の開催となります。私は6回目の参加。就職活動中のT君を誘っていざ鈴鹿へ!10周年イベントは前年に盛大にもてぎでやったので、初日から雨に見舞われた今年は参加者が少ないのでは、と思っていたら、これが結構多い。なぜかといえば来月発売になるビッグマイナーチェンジをうけたNSXが展示されるから。恒例のパレードラン、開会式を兼ねた全体ブリーフィングのあと、みんなピットの一角に設けられた展示場へ。すでにモーターショーに展示されているのに、なぜ撮影禁止なのかと他の参加者と口を揃えて不平を言いながら覗いてみると、そこにはモーターショーに出品されているNSX-Rではなく、ブルーの標準タイプが。しかしこれが総じて不評。一番の目玉である固定式ヘッドライトは、出っ張りが目立たないよう巧みにデザインされてはいるものの、ぱっと見た感じはいたって平凡で、NSX-Rのようにボンネットダクトがあいていないため、ウインカーがなくなったバンパーが、よりのっぺりとしたものに見えて、あまりカッコいいとは言えません。フロント、リアともに17インチとなったホイールもキレのないダルなデザインだし、あとはほとんど現行型そのまんま。これでは売れないのではと心配になってしまいました。

 回のフィエスタは、いっさいオプションメニューを申し込んでいなかったので、午後はショッピング。でも鈴鹿ならではというアイテムはほとんど入手できずガッカリ。ホンダ車試乗会で、S2000、インテR、ストリーム、オデッセイ、フィット、CR-V、インサイトと、試乗車全てを乗り倒してウサ晴らし。夜のディナーパーティーの会場では、またしてもカメラ厳禁。何かと思えば、今度はNSX-Rの展示。モーターショーの展示車との違いは、ボンネットがカーボン地むき出しではなく、ボディ同色の白に塗装されていたこと。ヘッドライトの内部も同色で、これがなかなかカッコイイ!やはりボンネットダクトは全車標準にすべき。これで、かなりバランスはよくなります。しかしこの車、かなり怪しくて、参加者がフロントキャリパーを触ったらポロリと落下!なんと両面テープでローターに貼り付けてあったのです!「なんだハリボテじゃん」 という参加者の声にスタッフはあわてて車全体をシートで覆ってしまいました(笑)。

 のあとは恒例のビンゴ大会、ではなく今年は抽選会。自分のもらったカードの番号は「043」。GT選手権参戦中のプロドライバーが、3つの箱から3ケタ分の番号を書いたボールを取り出すのですが、出てくるのは100番台、200番台ばかり!タイヤや高級バッグといった高額商品はみるみるなくなっていき、参加者から不満が出始めた頃に、100の位の箱に「0」のボールが入っていないことが発覚!司会者は適当にごまかして、急に100の位を「0」に固定して抽選を続けましたが、もう後の祭り。しょぼい商品しか残っておらず、私は一応アシモのTシャツが当たったのですが非常に不満!この後、仲よくなった富山のNSXオーナーの方と2次会まで話し込んでいたら鈴鹿サーキット自慢の温泉「クアガーデン」が閉まってしまい、やむなくホテルの部屋の風呂で我慢して就寝。

 日目はGTマシンのデモ走行を見て、サーキットの1コーナーで参加者全員の記念撮影。それから東コース1周だけの寂しいファイナルランをしてバイキングランチ。ちなみに今回のイベントの食事は、どれも美味しかったです(なんか今回は不満ばかり書いたような気がするので一応フォロー)。

  
▲2001年仕様GTマシンと              ▲ガンさんこと黒沢元治氏と

−fiesta 2002 in Suzuka−

JGTC最終戦「鈴鹿GT300km」と同時開催!

 回のフィエスタは11月17日と18日。7回目の参加となる今回はJGTC最終戦の「鈴鹿GT300km」との同時開催。もともと今年の「鈴鹿GT300km」には、2年前のfiestaに一緒に行った玉井氏と一緒に観戦しに行く予定だったのでラッキーでした。しかしレース日とfiestaが重なったのは初めてなので、鈴鹿周辺があれほど混むとは予想しておらず、10時からの開会式に若干遅刻。開会式の後は、ボディカラーごとに整然とNSXが並ぶ遊園地前の駐車場から西パドックへ移動し、12時からのパレードランに参加。ポッカ1000kmを上回る観客の中をパレードするのは最高の気分。その後もとの駐車場に戻って、徒歩でホスピタリィブースへ移動。13時からのウエルカムランチパーティは名前ほどの豪華さはなく、かなりしょぼい弁当でした。14時にはいよいよレーススタート。fiesta参加者用に設けられたS1指定席での観戦となりましたが、ポールのスープラを2台のNSXがぶち抜くさまに参加者から大歓声が!サイドバイサイドのバトルが何度も見られ、Mobil1NSXの優勝、そして表彰式を間近で見ることができました。星野さんの引退セレモニーも感動。仕事の都合で2日目は不参加。慌ただしく日帰りしましたが大満足の1日でした。

−fiesta 2003 in Suzuka−

F1鈴鹿GPを盛り上げた佐藤琢磨選手が参加!

 回のfiestaは10月18日と19日。8回目の参加となる今回は、初めて3歳になったばかりの長男を伴っての参加。18日朝8時に自宅を出て、会場の鈴鹿サーキットに到着したのは10時40分。10時からの開会式には間に合わず、11時からのオープニングパレードランにはギリギリ間に合いました。天候は快晴!

 ンチタイムのなかば13時より始まったゲストトークショーに現れたのは、なんと先日鈴鹿GPで6位入賞を果たした佐藤琢磨選手!会場は大いに盛り上がりました。ショーの後、長男と一緒に記念写真を撮ってもらって大感激!本当に物腰が柔らかく、爽やかな好青年という感じの琢磨選手。来年のBARホンダでの活躍を期待しています。

 の後、多くの参加者の方々は、各自が申し込まれたオプションのスポーツ走行や同乗走行などの各コースに参加されましたが、私は長男と遊園地の乗り物めぐりへ 。

 は恒例のディナーパーティー。ここでも佐藤琢磨選手は大人気で、退場直前にスタッフから送られたオリジナルスタジャンに満足げ。さっそく着込んだところ、その貴重な映像を撮ろうと会場は記念撮影大会状態に。そして退場時にはサイン攻めと大忙しの琢磨選手でしたが、嫌な顔ひとつせず誰にも明るく対応している姿には本当に感心しました。

 約束のビンゴ大会では、珍しく早くビンゴできて、住友ゴムさん提供のゴルフバックを頂くことができました。閉会後は長男とクアガーデンの温泉を満喫してホテルカルミアの一室で就寝。

 19日も早朝から参加者の皆さんがサーキットで腕を磨いている間、のんびりと2人でバイキングの朝食をとった後、前日に続いて遊園地の乗り物めぐり。11時にパドックの方へ移動し、12時からの全体の記念撮影に参加。12時30分からのファイナルパレードランの後、ランチを頂いて閉会式。14時過ぎに顔見知りの方々に挨拶をして帰途につき、16時40分ぐらいに自宅に帰り着きました。長男は帰途はずっと爆睡でした。子供連れで大丈夫だろうかと心配していた今回のfiestaでしたが、スタッフの方々や参加者の方々が、何かと気をつかって下さったおかげで本当に充実した2日間を送ることができました。皆様、本当にありがとうございました!

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